一般的に、ホームページ(HP)とは、WEB(インターネット)で公開されるページのことを言います。
どこかのお店のホームページのメニューをクリックすると、案内のページや商品紹介のページなどが開くようになっているものが多いですね。
このように、トップページ・案内のページ・商品紹介のページなど、一連のページを、サイトと言います。
本来『ホームページ』は、サイトの一番最初のページ(トップページ)を指す言葉です。
各ページのメニューの中に、HOMEへ戻る などのボタンがあり、そこをクリックするとトップページへ戻りますね。
最近では、インターネットが普及してきて、『サイト』と呼ぶことも多くなりましたが、まだ一般的には、サイトの事を、『ホームページ』と表現する場合が多いです。
ちょっとややこしいですが、普通、「自分の店のホームページ作ったから見て!」と言った場合、一番最初のページだけ作ったってことではなく、サイトを作ったと言う意味で使いますよね。
本来の意味は…とか、細かいこと言わずに、柔軟に、ホームページ=サイト で良いかと思います。
ですので、私は、ホームページと言ったら、サイトのこと。トップページと言ったら、一番最初のページのこととして表現します。
しくみ、というとなんだか難しそうですが、細かいことは省いて、簡単に説明しますね。
ホームページは、HTMLという言語で作成します。
ホームページ作成支援ソフト(ホームページビルダーやドリームウィーバーなど)を使うと、HTMLの知識がなくても作成できますが、作成の画面上でHTMLが見えなくても、データとしては、HTMLが組みあがっているのです。
試しに、今見ているページのHTMLを見てみましょう。ブラウザのメニューから、「ソースの表示」をクリックすると、HTMLで書かれたややこしい文章が表示されます。
これがHTMLです↓
このデータを、ブラウザ(下記参照)を通してみると、ちゃんとしたホームページの形で見えるのです。
HTMLデータを作成したら、サーバーにそのデータを送ります。サーバーに送って初めて、インターネット上でホームページが見られるようになるのです。
(サーバーについては以下で詳しくご説明します。)
ホームページを見るには、 Google Chrome(グーグルクローム)などの、〝ブラウザ″と呼ばれるインターネット閲覧ソフトが必要です。
パソコンを買うと、何かしらのブラウザが最初から入っていますので、別途購入する必要はありません。お好みの別のブラウザをダウンロードして使う事もできます。(全て無料です。)
Google Chrome の他に、Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)、Mozilla Firefox(モジラ ファイアフォックス)、Safari(サファリ)、Opera(オペラ)などのブラウザがあります。
どれを使っても、インターネットは見れますが、ブラウザやバージョンの違いで、ホームページの配置や構成、文字の形などが違って見えることがあります。
ホームページには、URLと呼ばれるアドレス(住所のようなもの)がついています。
たとえば、「まみむめも」のトップページのURLは、
https://mamimumemo.jp/index.html
です。(index.htmlは省略可能。)
そして、このページのURLは、
https://mamimumemo.jp/beginner.html
です。
それぞれのページには必ず固有のURLがついています。
ブラウザの上の白いボックスに、表示されているのが今見ているページのURLです。(ブラウザによって、https://が表示されない場合があります。)
■http:// と https:// の違いについて
URLを気にしていろんなホームページを見てみると、URLの冒頭が、
http:// の場合と、https:// の場合があるのに気づくと思います。
s がついているかどうかの違いなのですが、s がついているURLのサイトには、SSLというセキュリティが設定されています。これは、閲覧者の情報を守るセキュリティシステムです。
googleでは、SSLの設定を推奨していて、最近ではほとんどのホームページが https:// となっています。
s が付いていないから怪しいホームページ、というわけではありませんが、お問合せ等で個人情報を入力する場合は、必ずURLをチェックしてくださいね。
インターネットに接続するときは、プロバイダと契約しますよね?
プロバイダは、自分のパソコンとインターネットをつなぐ関所のようなもので、プロバイダ契約をするとインターネット界へ出入りすることができるようになります。
インターネット界には、いろんなホームページがあって、そのURL(ホームページアドレス)にアクセスすることで、ホームページが見れるようになっているのです。
自分でホームページを公開するときは、インターネット界に、自分のホームページ用のURLのついたスペースを確保しなければなりません。このスペースのことを、サーバーと言います。
ですから、ホームページを持つときには、プロバイダ契約とは別に、レンタルサーバーも契約する必要があるのです。
サーバー契約をすると、URLがもらえます。
サーバーに、ご自分のホームページのデータを転送し、URLにアクセスすると、ホームページが表示されるようになります。
ドメインとは、URLの一部分です。
このホームページのURLは、https://mamimuemo.jp ですが、
mamimumemo.jp がドメインと呼ばれる部分です。
上記で、レンタルサーバーを契約すると「URLがもらえる」と書きましたね。
レンタルサーバーから与えられるURLは、そのサーバーが持っているドメインが付くURLとなります。
イメージとしては、まみむめもマンションの201号室を借りると、住所は、“まみむめもマンション201号室” となりますよね。
それと全く同じで、mamimumemo.jp というドメインを持っているサーバーと契約すると、
http://mamimumemo.jp/***/
というURLになります。(***は自分で自由に設定できます。)
***を前にもってきて、
http://***.mamimumemo.jp
と設定してくれるサーバーも多いです。
ドメインは、個人でも取得することができますので、レンタルサーバーのドメインでは気に入らないし、長すぎるから、自分だけのわかりやすいドメインを使いたい場合は、取得すると良いですよ。
自分で取得するドメインなので、一般的に「独自ドメイン」と呼ばれます。
独自ドメインは、レジストラと呼ばれるドメイン管理会社と契約して、取得費用はレジストラに支払います。
(レジストラの例 ムームードメイン、お名前ドットコム、など)
独自ドメインを取得後、サーバーに登録(紐づけ)すると使えるようになります。
(独自ドメインを取得できる(レジストラ資格を持っている)サーバーもあります。)
独自ドメインは、『看板のようなもの』と考えると分かりやすいかと思います。
レジストラで、aiueo.com というドメインを取得したとします。
そして、レンタルサーバーに『独自ドメイン登録』をすると、
http://aiueo.com
というURLでアクセスしても、レンタルサーバーで当初与えられたURLでアクセスしても、同じサイトが表示されるようになるのです。
「まみむめもマンション201号室」に、『あいうえおパソコン教室』という看板を掲げたというイメージです。
「まみむめもマンション201号室」を目指しても、『あいうえおパソコン教室』を目指しても同じ場所へたどり着きますよね。
普通、取得したドメインのURLをみんなに教えますから、レンタルサーバーのURLは、あってないようなものと考えてください。
ドメインを取得するメリットは、レンタルサーバーを変更してもドメインをそのまま使えることです。
独自ドメイン登録を、新しいレンタルサーバーに変更すればOKです。
「まみむめもマンション」から、「たなかタワー」に引っ越したとしても、『あいうえおパソコン教室』の名前は変わらないので、お客様は迷わずにやってこれるのです。
ドメインの .jp や .com など、 後半部分を、トップレベルドメイン(TLD)と言います。
いろんな種類があって、基本的にどれでも取得することができますが、一応意味があるので、自分のサイトに見合ったTLDを選ぶのが良いと思います。
〔例〕 | |||
---|---|---|---|
.com | 会社 | .jp | 日本 |
.net | ネットワーク | .cn | 中国 |
.org | 非営利団体 | .us | アメリカ |
.info | 一般 | .co | コロンビア |
.biz | 企業、ビジネス | .in | インド |
.mobi | モバイル | .cc | ココス諸島 |
取得費用は、TLDごとに違います。ドメインを取得する業者(レジストラ)によっても多少値段の違いがありますが、大体こんな感じです。
.com は、1,000円/年 くらい
.jp は、3,000円/年 くらい
できるだけ短くて覚えやすいドメインを取得すると良いでしょう。
もちろん、ドメインを取得しなくても、レンタルサーバーのURLでホームページを公開することは可能ですので、ご希望の場合だけ取得しましょう。